2004/2/26　負け犬の遠吠え

仕事用に書いたコラムだけど、ちょっとコーナー趣旨と違ったので、こちらに移動させてみました。
最近、「負け犬の遠吠え」という本が話題になっている。
簡単に説明すると、著者の酒井順子氏は現在30代半ばで、未婚、子無しである。
自由気ままな独身ライフを送り、日々楽しくやっているだが、
それを言えば言うほど「負け犬の遠吠え」だと思われてしまうことから、
それならいっそ開き直って自ら負け犬と認めて書いたエッセイ本である。

「腹見せて“キャイン”と泣く犬をそれ以上攻撃しないからさー」だって。
ウハハ。決して30代・未婚・子無しな人をバカにしているのではなく、
「何言っても結婚してなきゃやせ我慢してるとしか思われないのよねー」という
トホホ的観点から、同類の負け犬を様々な角度からおもしろ可笑しく綴ったものなのだ。
いやー、面白い！笑える！その通りと何度膝を叩いたことか分かりません。
しかし、「結婚で人の勝ち負けが決まらいわっ」などと、
雑誌等の特集で30代・未婚・子無しの負け犬が、噛みついていたりするからまた面白い。
本当に結婚で人の勝ち負けが決まらないと思っているなら、
噛みつく時点でもう負けている(笑)。
だって本人が勝ち負けを敏感に反応しちゃってるんだもの(笑)。
“北斗の拳”風に言うなら「お前はもう死んでいる」な訳で。

　著者の「負け犬定義」からすると、昨年までの私もどっぷり「負け犬」に分類されていた。
酒井順子的観点から行くと、どうやら「勝ち犬」に昇格したようであるが、
本人にその意識はまったくない。
　そもそも、20代半ばに会社生活をとっとと1ヌケして
気ままなフリーランス生活を送っていた関係もあり、
生活そのものがいわゆるふつーのOLさんとは異なっていたため、
「一般的な」とか「普通の」なんてレールに乗っていなかったのである。
なので、回りが「25歳で結婚し30歳までに子供産まなきゃ」などと騒ぎ立てていようが、
私には関係ないと思っていた。

分かりやすく説明すると彼女たちは“人生ゲーム”に興じていたのだが、
私はその横で億万長者ゲームで血眼になっていた訳だ。
4人目の子供が生まれて車に乗り切れなくなったなどと言ってる横で、
株が当たった、産業スパイで逮捕された、カジノで大当たりである。話が合う訳がない。
これが私も彼女たちと同じように人生ゲームに興じていたら、
30代半ばまで気ままにのんきな独身でいられた自信がない。
焦りに焦って29歳あたりでハゲでもデブでもアニメオタクでも、
もらってくれる人なら誰でもいいと、雄の負け犬を掴むという
危険なカケに出ていたことも考えられる。
今頃ラムちゃん人形を愛でる旦那の横で子供を抱き、「こんなはずでは…」と
ハンケチを噛みしめ涙ぐんでいたかもしれない。

　しかし、明らかに“人とは違う”場所に長くいたので、
他人と比べてどーのこーのと焦る必要がなかったし、
「負け犬」を感じることなく、えらく幸せで楽しい30代独身生活を送らせてもらっていたのだ。
ビバ！独身、ビバ！30代！若い娘さんには「結婚なんて20代にするもんじゃないよー」と
豪語していたぐらいである。

　しかし、「女の幸せ＝結婚」定説は、やはり日本には根深く残っているのが現実だ。
昨年、結婚の報告ご無沙汰な友人、知人、親戚に知らせると、
ハガキが着いた同時に祝福の電話が入った。んが。
彼らが口にしたのはなぜか揃って「おめでとう」ではなく「よかったね」であった。
良かったねってなんやねん。つまり、30代で未婚なことが彼・彼女からすれば
「可哀想」であったり「不憫」であったりしたのだろう。
つまり、この時点で私は彼らから見下され「負け」だと思われているのだ。
くぅー。ある親戚からは「あんたの前では結婚の話はタブーだと思っていた」とまで言われた。
未婚の私に何か欠陥があり、それは触れてはいけない“何か”だと思われていたのだろうか？
恐ろしや、恐ろしや…。

2004/2/25　チャンネルが合った

自分がずーっと好きなものって探さなくても向こうからやって来るんだなと
思ったりする今日この頃の俺は、傲慢ですか？(殴)。
先日、薬局での待ち時間のこと(花粉の薬ざんす)、
普段は読むことのない読売新聞があったので、手にとりましたとさ。(自宅は朝日)。
時間つぶしにつらつらとページをめくっていると、
あらま、鷺沢さんのインタビューが載っているじゃありませんの。
そこには新刊のお知らせとかなーんもなかったんだけど、
もしかして近々本出る？とか思っていた次第。
で、本日。仕事で使った本を返しに図書館へ。
ついでに次の仕事で使う本を物色していたら、
エッセのバックナンバーでおもむろに鷺沢さんのインタビュー発見。
ま、またですか？こりゃ絶対「呼ばれてる」と思って、
会社に戻り公式サイトをチェックすると、20日と今月末に新刊本発行とのこと。
で、本日。通勤電車のテレパルの車内刷り広告で鷺沢萠の文字発見。
ほら、やっぱりー。呼ばれていたじゃないの。
時々、こーゆー「チャンネルが合う」がよくあるので、
この感覚は信用していたりする。
そう思ってスロに行ったら大敗した。くぅ。なんでやねんっ！

2004/2/23　キタモリさん家の大家族一家

なんだか一気に暖かくなったせいか、近所の川では冬まで毎日のように
甲干していた亀が、冬眠から目覚めたのかこの冬はじめて姿を見せた。
いつもの場所にいつもの亀が…。
と思っていたら、河岸にはゴロゴロと亀が…。
こんなにもいたのねん、野生の亀。
それにしても、今日の夕方からやたらと寒いんですけど、
一旦冬眠から目覚めた亀は、こんなに寒くなって
また冬眠に戻ることとかできるのかしら？
それとも、死んじゃうのー（涙目）

昨日、洗濯機3回まわしました。ぜーぜー。
月曜日の朝に洗濯して以来、ためにためたツケだけど、
さきほど休日出勤から帰ってきた相方に言わせると、
窓枠いっぱいに干された洗濯物は、まさに「石田さん一家の大家族」ってな光景らしい。
「うちは何人家族やねんっ！」とツッコミながら帰宅する相方だった。
本当は水曜日に月・火の2日分を洗濯する予定だったのだが、
仕事帰りにスロに行ってしまったのがそもそもの始まり。
翌日、今日こそ洗濯しないとエライことになる。しかし、私は残業確定だったので、
この日は相方が洗濯する予定だったのだけど、急遽上司に誘われて飲みに行っちゃった…。
そして、昨日。二人共残業だったものの、相方の方が1時間くらい早く帰宅したので、
洗濯してくれていた。1回だけしか回せなかったけど…。
そんなことで、都合、4回回したことになる(￣□￣;)。
マジで何人家族やねん。

2004/2/14　小さいおっさん

ったく、スロばっかりやってて、お金が湯水のように消えゆく我が家。
11日は久しぶりに開店→閉店コースを堪能。こ、腰がいてぇー。
休日前に最近訪れる店というのが、閉店時のボーナス、ATを保証してくれる店で、
ATに関しては翌日の持ち越しもOKだったりする。
ただし、閉店時にATに入ってないとダメだけど。
そんな意味では北斗は閉店時にボーナスインしたら必ず持ち越しできるので、
休み前の10日はその日高設定台だと思われる台を閉店15分前に打ち出し、
見事持ち越しゲット。翌日は朝から高設定を難なく奪取し打てた次第。
んが。
ヒキ弱か結局前日の半分ぐらいしかだせなかった…。めそめそ。
しかし、隣の小さいおっさん(本当にナイナイの岡村くらいのチビッコで、1000円札
入れるのに苦労していた)なんてもっとひどくて、800Gくらい回った時点で着席
→1200まではまり、ボーナス1回、その後700まではまってやっぱりボーナス単発、さ
らに今度は1700まではまってそれでもやっぱり単発と、恐らくあの小さいおっさんは
あの台だけで10万近く使っているかと思われ…。
確かに元々単発→ハマリの気がある台ではあったけど、それに輪をかけておっさんヒ
キ弱すぎ(泣)。あそこまでヒキが弱くなくて良かったと胸をなでおろす我が家でした。

2004/2/11　よ、読まれた！

先週土曜日、近所のパチ屋はイベントで出すぞ出すぞDAYでございました。
この日のために1週間前から整理券を発行しており(それも、期間中の特定時間内に大
当たりを当てれば整理券がもらえるというもの)、二人揃ってなんとか整理券をGETし、
当日に挑んだのだった。相方の座った台はそこそこ良かったものの、私が座った台が
野悩み、結局二人合わせてもチョイ勝ちに終わる。終わったのだけどね…。
いつもより閉店時間が早かったことと、ちょい勝ちという不本意な結果でストレスが
溜まっていたため、別の店でもう一勝負することに。
これがいけなかった…。
ちょい勝ちが大負けにまで達し、二人とも呼吸するのがやっとという、
瀕死の思いで家路についたのだった…。
サタデーナイトだというのに、フィーバーしない俺達…。
家庭内の雰囲気はどんより暗く、何をしてもナーバスな神様が後ろをついて
歩いてきたため、さっさとフテ寝をしたのだった。
翌朝。
9時半頃に目が覚めた。昨日のパチ屋もう開いてるよなぁとか
ちょっとでも取り返したいなーなどと思いながら、布団のなかでしばしまどろみ、
やがて尿意がマックスに達したので、悔しさを引き連れトイレに立ち、戻ってくると
…。
「で、何時に行くの？」とまだ寝てると思っていた相方がおもむろに聞いてきた。
何時ってどこよ？と思いつつ、今日は買い出しデーと決めていたので、
「オーケー？(スーパーの名前)」と聞き返すと
「いや、タイガー(パチ屋の名前)」と言い出した。
昨日、もうスロットは辞めようと散々言い合ったのに、何言い出すのかと呆気に取ら
れていたら、
「だって、お前、起き抜けに“少しでも取り戻したい”って言ったじゃん」と言われ
た。
思いはしたけど、言葉にしはしてないってばー。
相方曰く、起き抜けに“少しでも取り戻したい”と捨てぜりふを残して、
私はトイレに立ったという。どうやら相方に私の強い念が伝わってしまったらしい。
元々霊感が強い人だから、そんなこともあろうかと思うが、
これからだなー。
私がたとえば「相方以外の人とモーレツにエッチしたい」とか思ってしまったら、
それも読まれてしまう訳ですな(殴)。
てなことで、ますます嘘がつけなくなってまいりました(殴×2)。
で、結局…。
昨日はリベンジに赴き、なんとかチョロ勝ちを果たす。
ただし、相方は全敗．二人揃って大勝ってことには、なかなかならんもんですなー。