|
東大門のナイトマーケットは今年も行きました。2年前より活気があって(そりゃ寒くないもの)、23時を回っても通勤電車並みの大混雑。乳飲み子を抱えた母ちゃんもいましたよ。一体どうなってるんだ?洋服の数とか多すぎて、逆にしぼりきれず疲れちゃうんですが、とても一晩では見切れない規模ですよ。
|
第7回 〜はじめての韓国・その6 東大門ナイトマーケットの巻〜
|
◆◆◆◆
さて、今回の安物買いのメインともいえるのが、ここ、東大門のナイトマーケット。夜の9時頃にオープンし、翌朝5時頃に店が閉まる…というとんでもない問屋ビルが立ち並んでいるのだ。韓国全土の衣料品小売店主が一夜のうちにわしわしと買い占め、翌朝地元に戻り商品を「どうだ!」と店に出すらしい。もちろん、日本からの仕入れ業者もたくさん訪れているそうな。ジャスコやサティーで売られている5000円ぐらいまでの商品の大半は、ここが発信元と言っても過言ではないだろう。
9時のオープン同時にビルに入ると、2畳ほどのスペースにお洋服をわっと積み上げている店がひしめきあっていた。小さな店の片隅で食事を取る人も少なくない。お客さんが来れば口の中に食べ物を入れたまま、モゴモゴとした口調で接客するのだ。う〜む…。西武の堤会長やダイエーの中内オーナーはどう思うだろう…。しかし、ここはソウル。ケンチャナヨだ。
それにしても、ここ東大門の女店員、特に若い女の子は9割9分の確率でめちゃくちゃに愛想が悪い。ツンツンツンとおすましで、「すんません」と声をかけても2回くらいは無視なのだ。
「なんかケンカ売られてるみたいやねぇ…」
「買っていいですか?」
「通貨はウォンやから安い買い物になるよぉ」
「なんでキミらはそんなにエライんや?自分らなんぼのもんじゃい?あ゛〜?!」
極悪な私がクビの後ろが煙のようにモクモクと立ち登るのを感じていた。
ちなみに、“自分らなんぼのもんじゃい”をハングルで言うと
「タンシヌン、オルマエヨ?(あなたはいくらですか?)」となる。
<ためになる旅行ハングルより>
こんな無愛想軍団のなかで、唯一愛想が良かったのがGパン屋のお姉さんであった。お姉さんと言っても私達より恐らく年下だろう。しかし、どこから見ても私達よりお姉さんなのだから、お姉さんだ。(なんじゃそりゃ)とてもスタイルが良く、自社のGパンをとてもおしゃれに着こなしていたので、なおさら私は吸い寄せられてしまった。黒のブーツカット・ジーンズが約1980円、ブルーのストーレートデニムが約2500円。安い!安すぎる。そこに置いてあるものはとにかくスリム仕様で細いものが多く、とても履けそうにもなく、またお姉さんもスリムなんでちょっと手がでないかと思ったが、合ったよ、合ったわさサイズが、あ〜た。バンバン!
「ほら、似合うわよ〜。いいカンジ〜」といわんばかりに、お姉さんはすすめてくれて、おまけに2本買うからと強引にもまけてもらったのだ。本当にいい人だ。
この他に私が市場で買ったものは、すごくハデな総レースの花柄Tシャツ(1400円)とピアス。この花柄Tシャツを見た瞬間、ライブハウス大好きだった20代前半の血がわなわなと騒ぎ出し衝動買いしたものの、ほとんど着る機会がない。トホホ。ピアスはTさんがこれまた見事なガーネットのブレスレット(みやげものページ参照)を購入した店でGET。おまけに…と別のピアスまでサービスしてくれた心優しきオモニの店で、日本語も通じたのが心強かった。今年も訪れたのだが、なぜかあの店もなくオモニの姿もなかった。う〜む、残念。
韓国に限らず私がパンツなどボトムものを購入するとき、必ず発生するのが「裾上げ」である。身長152センチの私はナニを買ってもスソ上げしなくてはならない。なので安く買っても高くつくことがままある。問屋とあってスソ上げはやってもらえなかったのだが、大佑旅館の姉ちゃんに聞くと近くのクリーニング屋でスソ上げしてくれるところがあるという。早速場所を教えてもらい出向くと、日本語はおろか英語もまったくダメなおっちゃんが一人で切り盛りしている店であった。「アンニョンハセヨ〜!」と勢いよく店に入ってきた私をニコニコと迎えてくれたものの、その後2人ともニコニコしたまましばし固まる。共通の言語がないのだ。そこで手にしていたメモ帳を取り出し、絵と身ぶり手振りで交渉成立。翌朝9時に取りに来てと約束を取り付けたのだった。しかし、その翌朝9時を確認する絵というのが、太陽とニワトリと9:00の文字。だって、おっちゃんAM9:00じゃ分からないって言うんだもの(^◇^;)。
約束通り9時に取りにいくと、まぁ、本当にキレイに仕上げてくれている。黒のブーツカットに関しては、サイドに切れ込みがあり、自分で上げるのはちょっと大変だなと思っていたのだが、それもキレイに仕上げ、ふたたび切れ込みも作ってくれていた。気になるスソ上げ料金は2本で約900円。いやん、安すぎる!
しかし、マジで見習ってほしい。日本のリフォーム屋さん。
(つづく) |